投資とは日本の個別株を買うことだと思ってました.
安い時に買って高い時に売る.いわゆるキャピタルゲイン(資産の売却によって得られる利益)を半分博打のように狙うのが投資だと思っていました.
しかし同じキャピタルゲイン狙いでも、極力リスクを抑えてかつ再現性の高い投資手法がある事をこれらの本を読んで知りました.
おすすめの本
非常に読みやすく、簡単に読み切れるので
普段本を読まないような人でも読めると思うので初心者におすすめです.
実際に読んでみて勉強していただけたらと思います.
「図解・最新 難しいことはわかりませんが,お金の増やし方を教えてください!」
「コミックでわかる 20代から1500万円!積立投資でお金をふやす」
という本を読んで基本的なことを初めて知りました.
この本はちょっと本格的ですが,非常に分かりやすい本だと思います.
「お金は寝かせて増やしなさい」
さらに最初の山崎元さんと先程の水瀬ケンイチさんの新書が今年の3月にでてます.
「ほったらかし投資術」
インデックス投資が成功する理由
「長期・分散・積立」
「長期投資」を行うと、リターンの振れ幅がどんどん収束していって,20年ではマイナスになる事が無くなるといったデータがあります.
(出典)金融庁
「分散」をすると、平均リターンは少々減りますがリスクが大きく減ります.
「積み立て」の手法はドルコスト平均法です.
常に一定金額を定期的に購入します.そうすると価格が低い時に多く購入して、価格が高い時には少なく購入されるので、相場に左右されず,また簡単に平均点が取れる手法です.
「複利」
利子や配当にもさらに利子がつくことで、長期投資には大きな味方になってくれます.
楽天証券の積立シミュレーションを利用して,複利効果を確認できます.期間を20年以上にすると大きく増えていく様が確認できるかと思います.
インデックス投資でする事
- 生活防衛資金を確保する
- インデックスファンドを決める
- アセットアロケーションを決める
- 積立設定をする
- たまにリバランス
生活防衛資金
投資に回さずストックしておく現金のことです.
その人の生活スタイルや考え方等色々な条件によって価格は変化すると思いますが,資金が枯渇して不本意に投資資金に手を出すようなことがないようにするのが目的です.
インデックスファンド
広く分散された,市場平均の指数に連動した投資信託を購入します.手数料である信託報酬ができるだけ低いものを選択します.
僕は世界の人口がまだしばらくは増え続けるという事実があると聞いたことがあるので,全世界株式をメインで購入しています.
S&P500のような米国株式でも全然問題はないかと思います.
アセットアロケーション
資産分配の事で,これを考えるのが一番難しくかつ投資成果に一番関わるポイントだと思います.
リスク許容度
インデックス投資は辞めずに市場に残り続ければ勝てるので,暴落時に辞めてしまわないように耐えられる最大損失から逆算して株式配分を決めるのが最重要です.
ただ理屈でわかっていても実際に体験しないと難しい部分もあるかと思います.僕はコロナショック時は凄く不安になって当時はリスク取りすぎてたと思ったものです.
一度経験できたので今度はもう少し位は冷静にいられるかと思うのですが,リスクは取りすぎないように気をつけています.
配分の決め方は世界市場ポートフォリオと有効フロンティア
最も効率的なポートフォリオは世界市場ポートフォリオとイコールと証明されているそうです.
また,有効フロンティアは資産の組み合わせでリスクとリターンを算出して,極力リスクあたりのリターンが多くなる組み合わせを決める方法で
このどちらかを採用して決めるのですが,債券や預金を一定の比率で保有することでリクスを減らすのが定番の手法となります.
積立
一定金額を自動積立サービスで積み立てるのみです.(ドルコスト平均法)
リバランス
年に一回とかの頻度でいいので,配分を見直して偏りを売却や購入をして調整します.
4%ルール
アメリカのトリニティ大学の研究で資産の取り崩しの際の金額と期間について研究したものがあります.(通称;トリニティスタディ)
その結果は4%で取り崩すと30年後の資産が高い確率で残っているというものでした.
つまり4%で取り崩すと元本が減らないよって言う理屈の事を4%ルールと言います.
このルールによると年間に必要な資金の25倍のお金を持っていると経済的自由達成となる事が逆説的にわかります.
僕もとりあえずは、経済的自由は達成したいと思うのでこれによって目標金額が設定されて、家計の見直し等での無駄の削ぎ落としなどの作業にも明確な目的を持って行えるようになりました.
また資産が増えても生活レベルを上げてしまわない様に制御することにも使えるかと思います.
トリニティスタディの原文のリンク
まとめ
インデックス投資は20年といった長期投資なので,ひたすらやり続けるという部分は少々難しい部分ではあるのですが,逆に割とほったらかしで暴落時も慌てずやり続けさえすれば高確率で勝つことの出来るおすすめの手法なので,やってない人はすぐにでも始めてもらえたら将来の役に立つと思っています.